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11月, 2021の投稿を表示しています

カードゲーム編 パート41 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  シャイルが勝てばルシファーが質問に答え、 ルシファーが勝てば シャイルが言うことを1つ聞く。 その条件の元に行われたカードゲームは、 ルシファーの勝利でゲームを終えました。 シャイル「はぁ・・      もう一息で勝てると思ったんだけど、      負けちまったねぇ・・。」 ルシファー「お嬢さんの言う通り、       いい勝負だったよ。       実際ダメージは互角だったし、       さっきのターンで『デビルズガン』の       使用条件が整わなければ、       或は負けていたのは       俺だったかもしれない。」 シャイル「それでも勝ったのはあんたさ。」     (何としても勝利して      ルシファーに正体を      問いただしたかったけど、      仕方ないねぇ・・・)     「さて、      約束を果たす時が来たようだね。      あんたが勝った場合      私があんたの言うことを1つ聞く、      そういう条件だったね。」 ルシファー「ああ。」 シャイル「・・それで、      私に何をして欲しいんだい?」 ルシファー「ふふっ、       とても簡単なことさ。」 シャイル「・・・」 ルシファー「お嬢さんが       俺の正体が人間ではないかもと       疑っているのは先程聞いたよ。」 シャイル「ああ・・。」 ルシファー「お嬢さんが       俺に聞きたかったのは       そのことだと言うこともね。」 シャイル「・・その通りだよ。      そしてあんたの正体が、      もし私の思っている通りだったら・・      あんたは私達にとって      危険な存在と      言わざるを得ないからね・・・。」 ルシファー「ふふっ、       残念だが俺が勝った以上は       お嬢さんのその質問に       答えることは出来ない。」 シャイル「ああ、      分かっているさ。      こちらが負けたんだから      仕方ないよ。      あんたは良い奴だ。      だが申し訳ないが、      その一点に関してはどうしても      疑わざるを得ないんだよ。」 ルシファー「・・そこでだ。       俺がお嬢さんに       聞いてもらいたいのは、       これ以上そのことについ...

カードゲーム編 パート40 14ターン目・ルシファー-6 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  ルシファー「それではお嬢さん、       コインを1枚貸していただけるかな?」 シャイル「うん。」 ポケットの中から 手ごろなコインを1枚取り出し、 ルシファーに手渡すシャイル。 ルシファー「ありがとう、お嬢さん。       いいかい?表と裏、       どちらが出ても勝負が決まる。       恨みっこは無しだよ。」 シャイル「ああ。      あんたは誠意を示してくれたんだ、      分かっているさ。」 ルシファー「それでは行くよ」 軽く握った右手親指の上にコインを乗せ、 真上に高くはじくルシファー。 その動きを黙って見守るシャイル。 コインは回転しながら上空に飛び、 その後すぐ勢いを失いながら 落下してテーブルに着地する。 着地したコインは小さく2度 テーブル上で弾むと、 『裏側』を上向きにして止まった・・。 シャイル・ルシファー「・・・」 シャイル「・・決まったね・・      おめでとう!      このゲームはあんたの勝ちだよ、      ルシファー。」 ルシファー「ああ・・そうだね。」 シャイル「どうしたんだい?      もっと喜んだらいいじゃないか?」 ルシファー「ああ・・」 シャイル「疚しいことは無いんだろう?      あんたは私に      誠意を示してくれた上で      正々堂々とゲームを行い、      そして勝利を勝ち取ったんだよ。      それに私に何でも      言うことを1つ聞かせられる、      私を自由に出来るんだよ?      もう少し喜びなって。」 ルシファー「えっ?いや、       そう言う言い方をされると       また少し状況が       変わってきてしまう気が・・。」 シャイル「はははっ。      まぁその前に、      ゲーム上の残された処理を行って、      しっかり勝ちを確定させようか?」 ルシファー「ああ、そうだね。       まずはそうしよう。       コイントスで裏が出たので、       デビルズガンのカードの効果で       お嬢さんに1のダメージを与える。       俺のデッキの1番上から       裏側のまま1枚カードを引いて、       お嬢さんのダメージゾーンに       置かせてもらうよ。」 シャイル「ああ。」 自分のデッキの1番上か...

カードゲーム編 パート39 14ターン目・ルシファー-5 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  ルシファー「デビルズガンの       カードの効果に       表記されている以上、       コイントスを行うプレイヤーを、       つまり俺がコイントスを行うことを       変えることは出来ない。       そこでコインと       コイントスのやり方を変える、       それならどうだい?」 シャイル「具体的にどうするんだい?」 ルシファー「まずコイン、       これは俺が用意したものではなく、       お嬢さんが持っている物を使う。       そしてコイントスの方法、       最初にゲームの順番を       決める際に行った時は、       コインを上に指で弾いて回転させた後       手の甲の上に落ちたコインに       もう一方の手を被せていた。       だが今回は、       コインを弾いた後は一切手で触れず、       テーブル上に落として制止するまで       待つ方法を取るのならどうだい?」 シャイル「なるほど・・      それなら前の方法よりも      不正の入り込む余地は      少なくなりそうだね。      今はもう不正に関して      あんたを疑ってはいないが、      せっかくの申し出だし、      お互いの為にも念の為に      その方法を取らせてもらおうかな。」 ルシファー「そうか、       納得してくれたようで良かった。       そのままコイントスをして       もし裏が出たら、       お嬢さんの俺に対する疑念は       益々深まるばかりだったし、       そんな中で勝っても       俺もあまりいい気分は       しなかったからね・・       いくら口で信じろと言っても、       実際は中々信じられるものではない。       だからこそ極力疑う要素を       排除した形でコイントスを       行いたかったんだよ。       このやり方なら       俺が出来るのはコインを       真上に弾くだけ、       後はもう運に任せるしかないからね。」 シャイル「分かったよ。      誠意を示してくれて嬉しいよ。      ありがとうルシファー。」 ルシファーに微笑むシャイル、 それに笑顔を返すル...

カードゲーム編 パート38 14ターン目・ルシファー-4 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  シャイル「もしかしたら私は、      まったく見当違いで失礼なことを      あんたに言っているのかもしれない。      だとしたら本当に申し訳ないと思う。      だが、現段階ではどうしても      その疑念を払拭することは      出来ないんだ。      あんたがその種族かどうか、      いや、      人間かどうかも答えなくていい。      敢えて自分から名乗らないのには      何か理由が有るのだろうから・・。      でもどうしてもこれだけは      聞いておきたいんだ。      あんたの言う強運とは、      何かインチキをした      結果ではないよね?」 ルシファー「・・ああ。」 シャイル「ここまでのゲームで      その力を使ってはいないよね?      そして次のコイントスで      あんたはイカサマをしたりは      しないよね?」 ルシファー「ああ、勿論だよ。」 シャイル「本当だね?      信じてもいいんだね?」 ルシファー「もし仮にそんなことが       出来たとしても、       俺は使いはしないさ。       これでも正々堂々を       信念にしているんでね。」 シャイル「・・そうか・・      分かったよ。      あんたがそう言うなら、      私は信じるよ。      疑った上に      変なことを聞いてしまって      本当にすまなかったね。」     (自分は人間だと主張もしないし、      他の種族ではないと否定もしないね・・      そして不思議な力を使えないとも      ハッキリ否定しない・・・。      だがまぁ、      不思議な力を使って      イカサマをしないと言う部分は      信用出来るか・・) ルシファー「さて、お嬢さん。       この話はもういいかな?」 シャイル「あっ、ああ。      言いがかりをつけて      中断させてすまなかったね。      さあ、ゲームに戻ろう。      あんたがコイントスを      するところからだったね。」 ルシファー「ああ。       ・・とは言え、      お嬢さんがイカサマやインチキを      疑う気持ちも分からなくはない。      負けたらこちらの言うこと...

カードゲーム編 パート37 14ターン目・ルシファー-3 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  シャイル(・・・      コイントスで裏が出る確率は1/2だ。      そしてもし外れたら      負けが決定する。      なのに何故ルシファーは      こんなにも自信に      溢れているんだ?・・      やはり・・)     「ルシファー、すまない。      コイントスを行う前に      聞きたいことが有るんだが      いいかな?」 ルシファー「?       何だいお嬢さん?」 シャイル「私はあることについて      あんたを疑っている・・。      この勝負で私が勝ったら、      その疑問に答えてもらいたいと      思っているんだ。」 ルシファー「ああ。       そういう約束だったからね。」 シャイル「だからそのことついては      今は答えてもらわなくても良いが、      1つ聞かせておくれ。」 ルシファー「何だい?」 シャイル「あんたこのコイントスで      何かイカサマをするつもりでは      いないだろうね?」 ルシファー「!       おいおい、       いくらなんでも       それは失礼ってもんだぜ、       お嬢さん。」 シャイル「はぁ・・      確かに失礼だったよね。      それは謝るよ、すまない。      とは言え      こんな質問をしたのは、      私はあんたを人間ではなく、     『ある種族』ではないかと      疑っているからなんだ。」 ルシファー「?」 シャイル「どう見ても人間の見た目の      あんたに対して、      人間ではないなんて      バカバカしいと思うかもしれないが、      現に私は人間以外の種族である      エルフの女の子達と一緒に      旅をさせてもらっているし、      その旅の中でも      人間以外の種族に出会っている。      前にあんたも鬼に会っただろう?」 ルシファー「ああ、あの鬼か」 シャイル「旅をして改めて思ったのは、      この世の中には人間以外の種族も      数多く存在しているってことさ。」 ルシファー「確かに。」 シャイル「私は以前、      人間に化けたある種族と      遭遇したことがあるんだけど、      そいつの見た目は      人間そのもので、...

カードゲーム編 パート36 14ターン目・ルシファー-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  シャイル「勝利に導くカード・・      だって?・・」 ルシファー「そう、       俺はエネルギーゾーンから       6コストを支払い、       サポートカードの『デビルズガン』を       手札から使用するぜ!」 ■デビルズガン/6コスト エネルギーを⑥支払うと同時に 更に自分の手札を⑥枚、 自分の場の従者カード⑥枚を 捨て札ゾーンに置くことで 使用することが出来る。 □このカードを コントロールするプレイヤーは コイントスを1回行い、 裏側が出たら相手にダメージを1与える。 表が出た場合はこのカードを コントロールしているプレイヤーに ダメージを2与える。 ダメージカードは、 ダメージを与える側の デッキの1番上から必要枚数を ダメージを与えられる側の ダメージゾーンに置く。 シャイル「・・・      デビルズガン・・      悪魔の銃・・悪魔・・      あんた・・やっぱり・・・」 ルシファー「さて、何のことかな?       今は勝負に集中するんだねお嬢さん?       まぁ集中したところで       俺の勝ちは決定しているから、       無駄だけどね。」 シャイル(いけない、      ルシファーの言う通りだ。      まずは目の前の勝負に      集中しないと!)     「まだ勝負が      決まった訳では無いだろう?      結果はコイントス次第なんだから。      それにもしコイントスで表が出たら      あんたに2点ダメージが入り、      負けが決定するんだよ。      デビルズガンの使用自体に6コスト、      加えてエネルギーを6も      使って引いたカードを      手札から6枚も捨て、      せっかく場に展開した      従者カードを6枚も捨てた上で      敗北するんだよ・・。      割の良いカードとも      良い選択とも思えないよ。」 ルシファー「確かにコスト6と重く、       手札を6枚も捨て、       場に配置して有る従者カードを       全滅させることになるが、       それでもダメージを1点与えれば勝ちの       この場面でなら悪くはないさ。       デメリットもカードの効果使用後に       まだこちらが生存する場合...

カードゲーム編 パート35 14ターン目・ルシファー-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  <14ターン目>ルシファーのターン シャイル・ダメージ2・手札1枚 ルシファー・ダメージ2・手札3枚 ルシファー「ほ~う、なるほど。       勝負に出ずに守りを固めて、       次のターン以降に懸けてきたか・・」 シャイル「ああ、      一気に攻めるには      残りエネルギーが心もとなくてね。      でも前のターンで      攻め入る準備は整ったからね。      あんたのこのターンさえ凌げれば      私の勝利は目前だよ!」     (そう、そして      あんたに勝って聞くんだ。      あんたの正体が     『悪魔』なのかどうかをね・・      私が思うにあんたは良い奴だ。      だが悪魔レイジーの件も有る、      もしあんたが悪魔だと言うなら      やはり危険でないとは言い切れない。      そして危険な人物を、      デフィーちゃんやフィリアちゃんに      近づけさせるわけにはいかない。      それをハッキリさせる為にも、      私はあんたに      勝たなくてはいけない!      負ける訳にはいかないんだよ!) ルシファー「ふふっ・・」 シャイル「?」 ルシファー「残念だけどお嬢さん、       その作戦は失敗だよ。       悪いがこのターンで       勝負を決めさせてもらうぜ!」 シャイル「!?      何だって?」 ルシファー「さっきのターンが       お嬢さんが俺に勝てる       最後のチャンスだったんだよ。       何故なら俺の勝利への準備は       前の俺のターンで       ほぼ整っていたんだから・・。」 シャイル「どういうことだい?」      一体何を言っているんだい?」 ルシファー「それを今から見せてあげるよ。       俺のターン、       まずはエネルギーカードを       縦向きに戻し、       デッキからカードを1枚引き       手札に加えるぜ。」 シャイル「・・・」 ルシファー「そしてこのターン、       俺はエネルギーゾーンに       カードを配置せず、       エネルギーを6コスト支払い、       サポートカード『残弾補充・6』を       手札から使用する。 ■残弾補充・6/使用コ...

カードゲーム編 パート34 14ターン目・シャイル-3 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  シャイル(確かに      ルシファーの言う通りだ。      こちらの従者はパワーでは上回り、      数も向こうに並びつつある。      使用可能エネルギーも      まだ7も残っている。      とは言え一気に攻め込んで      ダメージを1点与えるには、      エネルギーが7では足りないか・・。      ダメージを与えられなくても、      次の自分ターンを有利にする為に      このターン中に従者たちを      進めておくことも考えられる。      しかし、ゲームはもう終盤。      向こうの残りダメージは1点だが、      同時にこちらの      残りダメージも1点だ・・      おまけにパワーは低いとは言え      ルシファーの場には6体の従者が居る。      エネルギーも潤沢に復活する      次のルシファーのターンに、      こちらが中途半端に前進した上      エネルギーが無い状態だったら、      成す術無く      残りの1ダメージを与えられて      敗北してしまうだろう・・・。      やはりこのターンは、      攻め込むべきではないね。      残りのエネルギーを使い守りを固め、      次の奴のターンを乗り切り、      その次の私のターンで      一気に攻め込んで勝負を決める。      幸いそのためのカードも      手札に1枚有るんだ、      ここは焦らずに確実に行こう。)     「私は更に移動コストを2使い、      6Fの兵士を1マス前進させ      6Eへ移動させて      ターンを終了するよ。」     (残りの5コストは、      攻め込まれた際に      歴戦の女騎士の効果を      使用する為に取っておく。      これで次の      ルシファーのターンさえ凌げれば      勝利は見えたも同然さ。) パート35につづきます。 14ターン目・シャイルのターン終了時の場 歴は歴戦の女騎士の略です。 踊は踊り子の略です。 客は酒場の客の略です。 保は保安官の略です。 猛は猛牛の略です。 ガはガンマンの略です。 騎は女騎士の略です。 兵は兵士の略です。 黒い矢印は一方通行の略です。 死は死の谷の略です。 『兵・剣』のマス...

カードゲーム編 パート33 14ターン目・シャイル-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  シャイル「いくよ!      私はエネルギーゾーンから      7コストを支払い、      3Fへ従者カード『歴戦の女騎士』を      配置するよ。」 ■歴戦の女騎士/コスト7・移動コスト4・ 移動方向*・パワー5 □このカードが場に配置された時、 コスト2・移動コスト2・移動方向十・パワー2 の兵士トークンカードを2枚まで 自分の従者ゾーンに 配置することが出来る。 □4コスト使用/号令 このターンのみ 自身に隣接した8マスの範囲内の、 このカードをコントロールしている プレイヤーの従者カードのパワーを+2する。 この効果は1ターンに1度のみ使用できる。 ルシファー「おおっ!       歴戦の女騎士、       引いたのはそのカードだったのか!!       この局面で素晴らしい引きだね、       お嬢さん。」 シャイル「ああ、強運なのは      あんただけじゃないようだね。」     (今の言いぶりだと流石に      私が何のカードを引いたかまでは      読めないようだね・・。      相手の考えや気持ちは読めても、      手札など読めない要素も有るようだ。      相手の気持ちや考えを読む能力は      確かに厄介だけど、      こちらの状況を100%      見透かされている訳ではないのなら      十分勝ち目はあるよ!)     「場に配置された      歴戦の女騎士の効果で、      兵士トークンカードを2枚、      2Fと6Fにそれぞれ配置するよ。」 ルシファー「ああ。」 シャイル「展開力では      踊り子に及ばないが、      こちらは歴戦の女騎士自体の強さも      コストに対して低くなく、      更に追加で配置出来る兵士も      通常の兵士の物と変わらない。      移動、戦闘において      足を引っ張らない強さだ。      4コストで使用できる『号令』も      範囲内の自分の従者を、      種族に関係無く      パワーを+2出来るものだ。      更に配置してある女騎士の効果も      上乗せされるから、      こちらのパワーと移動力は      格段に上がるよ。」 ルシファー「なるほど、       まさにこの局面で       起死回生を...

カードゲーム編 パート32 14ターン目・シャイル-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  <14ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ2・手札2枚 ルシファー・ダメージ2・手札3枚 シャイル「ふぅ~・・      私のターンだね。」     (さてさて、      どうしたものかね・・      保安官と猛牛以外は      パワーは低いとは言え、      ルシファーの従者の数は6体、      対してこちらは女騎士と      剣を装備した兵士の2体・・・。      あと1点ダメージを      与えるだけとは言え、      この状態ではかなり厳しいね。      やはりこのターンは      焦って攻めに行かずに、      こちらも陣形を固めることに      専念した方が良さそうだね。      そして      次のルシファーのターンを守り切り、      その次の私のターンで      一気に勝負に出る!      この作戦で行こう!!      よし!やることは決まったね!      後はそれを実行するのみだ!!)     「まずはデッキからカードを      1枚引いて手札に。      !?」     (この場面でこのカードを引けるとは、      どうやらまだ運には      見放されてはいないようだね。      おっと!      また表情に出ないように      注意しないと。      流れは来ている、よし!      行けるよ!!)      そしてその中から1枚を      エネルギーカードとして      配置するよ。」 ルシファー「ふふっ、       大分悩んでいたようだね、       お嬢さん?」 シャイル「ふっ、まぁね。      誰かさんが従者を一気に      展開したもんだから      ちょいと困っちまってね。」 ルシファー「でも悩んだ甲斐あって       作戦は決まったようだね?       それに・・       良いカードも引けたみたいだ。」 シャイル「くっ・・      何でもお見通しって訳かい?      ・・私はそんなに      表情に出ているかね?」 ルシファー「ふふっ。       実際はそんなでもないさ、       普通の人間が見たら       分からない程度だよ。       でも幼い頃から長年勝負の世界に       生きて来た俺には、      ...

カードゲーム編 パート31 13ターン目・ルシファー-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  シャイル「?      踊り子だって?      初めて聞くカードだよ。」 ルシファー「踊り子のカードは、       戦闘向けのカードじゃない為か       扱いがマイナーだからね。       配置コストが6と重く、       そのコストに対して       移動コストは2、パワーも2と       カード単体の性能は高くない。       効果で配置出来る      『酒場の客トークン』も       移動コスト3・パワー1と       決してスペックは良くない。       しかしこのカードの魅力は、       スペックは低いものの       6コストで従者カードを1度に       4枚配置出来ることなんだ。」 シャイル「確かに・・      あんたの言う通り      配置出来るカードは      決してスペックは高くないが、      一度に4枚配置出来るのは便利だね。      配置後に各カードの      スペックの低さが      足を引っ張りそうだけど、      それでも相手が      処理しなければならない      従者カードが、      4枚も増えることを考えると      悪くは無いのかもしれないねぇ。      実際目の前に展開されて      ウンザリしているよ・・。」 ルシファー「ふふっ、そうだろう?       従者カードはパワーや移動力が       高い物の方が優れていると       見られがちだが、       パワーや移動力だけが       強さの判断基準じゃないことを       物語る良いカードだと       俺は思うんだよ。」 シャイル「そうかもしれないね・・      戦闘面や移動面以外での強さ、      厄介さをそのカードからは感じるよ。」 ルシファー「さて、       俺はこの踊り子の効果で      『酒場の客トークン』を3枚、       2A、3A、6Aにそれぞれ配置するよ。」 シャイル「うっ・・      ルシファーの従者ゾーンが      一気に全部埋まってしまった・・。      私も従者配置カードである     『召集令』を持っているけど、      あれは一度に      2枚までの配置だからね・・。      流石に一度に4枚も      従者カードを配...

カードゲーム編 パート30 13ターン目・ルシファー-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  <13ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ2・手札2枚 ルシファー・ダメージ2・手札4枚 ルシファー「ふぅ~、       正直、攻め込んできた兵士で       お嬢さんが保安官を       倒さなかったのには       ホッとしているよ。」 シャイル「それは私も悩んだけど、      今見ての通り、      あんたのターンに備えて      守りを強化することに      エネルギーを回したかったんでね。      その為には兵士を      保安官の配置されたマスに      移動する為の2コストさえも      惜しかったんだよ。」 ルシファー「ふふふっ、       おかげで助かったよ。       とは言え俺の場の従者は2枚、       猛牛は直進しかできない上、       移動先のマスには       パワー5の兵士が居る。       保安官は移動コストが4で、       とてもお嬢さんの従者ゾーンには       辿り着けない・・。」 シャイル(ホッ・・      どうやらエネルギーを守りに回して、      猛牛の配置された1列目の      兵士を強化しておいたのは、      正解だったようだね。) ルシファー「俺もこのターンは、       守りを強化するしか       なさそうだね。」 シャイル(ふふっ。) ルシファー「よし、俺のターン。       まずはエネルギーカードを       縦向きに戻し、       デッキからカードを       1枚引いて手札に。       その中から1枚を       エネルギーカードとして配置するぜ。       そして次のターン以降の       お嬢さんの攻めを警戒して、       3Aに配置した保安官を       4コストを支払って       左に1マス移動し、       4Aに移動するよ。       これで女騎士が       最短ルートで攻めてきても       安心って訳だ。       おまけに変わらず       俺の従者ゾーンは       すべて保安官の       効果の範囲内だ。」 シャイル「くっ、      やっぱり厄介なカードだね・・      倒しておきたかったが、      まぁ仕方ないね・・・。」 ルシファー「更に俺は...

カードゲーム編 パート29 13ターン目・シャイル-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  シャイル「私は今移動させた      4Aに居る兵士でルシファー、      あんたにアタックするよ!      何かカードの効果を使うかい?」 ルシファー「いや、       今俺が使えるエネルギーは0だ。       よってそのアタックは       受ける以外にないよ。」 シャイル「分かった、      では4Aの兵士でアタックだ。」 縦向きに置かれている 4Aの兵士のカードと 剣のカードを横向きにし、 アタックの動作を行うシャイル。 シャイル「ダメージを与えた      兵士のカードは、      ダメージカードとして      あんたのダメージゾーンに      裏向きで置かせてもらうよ。」 ルシファー「ああ。」 4Aの兵士カードを場から取り除き、 ルシファーのダメージゾーンに 裏側に配置するシャイル。 シャイル「そして兵士の装備していた      アイテムカードの剣は、      私の捨て札ゾーンに置く。」 4Aに残されていた剣のカードを 自分の捨て札ゾーンに置くシャイル。 シャイル「これであんたに      1点のダメージを追加して2点に。      お互いダメージカードは2枚で、      同点になった訳だね。      一時は逆転されたけど、      これでまだ      勝負は分からなくなったよ。」 ルシファー「そうだね、       いいねお嬢さん、       本当に楽しませてくれる。」 シャイル「ふふっ、      そうやって余裕ぶってられるのも      今の内だって言ったろう?      私のターンはまだ終わってないよ!」 ルシファー「さあ、       どう来るお嬢さん?」 シャイル「私はエネルギーゾーンから      4コストを支払い、      手札からサポートカードの     『武器回収』を使用するよ。」 ■武器回収/4コスト 自分と他のプレイヤーの捨て札ゾーンに有る アイテムカード1枚を対象とする。 そのカードを自分の手札に加える。 ルシファー「ほう、       捨て札ゾーンからの回収カードか。」 シャイル「ああ、      まずは武器回収カードを      捨て札ゾーンに置き、      その後にカード効果で      私の捨て札ゾーンから      剣のカードを選択して      手札に加えるよ。」 ルシフ...

カードゲーム編 パート28 13ターン目・シャイル-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

    <13ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ2・手札3枚 ルシファー・ダメージ1・手札4枚 シャイル「くっ・・      4Bの兵士を処理しに来るか、      守りを固めると思っていたが、      まさか攻めてくるとは・・      6Fの兵士を失った上に      1点ダメージを      取られてしまったよ・・」 ルシファー「さて、       それに対して       お嬢さんはどう来る?」 シャイル「今見せてあげるよ。      まずはエネルギーカードを      縦向きにし、      デッキからカードを      1枚引いて手札に。      その中から1枚を      エネルギーカードとして配置するよ。」     (ふぅ~、      とは言ったものの、      どうしたもんかね・・      兵士を1枚失った上、      ダメージを1点もらい、      逆転されてしまったのは      痛いけど、      代わりに厄介なガンマンと      馬のカードが同時に      場から居なくなった。      従者の数、ポジション共に      一応こちらが優勢だし、      とにかく今は      この状況を活かしつつ、      出来ることを1つずつ      積み重ねていくしかないね!)     「私は移動コストを2支払い、      4Bに配置してある兵士を      1マス前進させ4Aへ移動。」 ルシファー「ほう。」 シャイル(これでこのターンに      私が使えるエネルギーは残り11、      対してルシファーのエネルギーは0だ。      問題は今移動した兵士の      左隣りに配置されている      保安官をどうするかだ?      もし移動してバトルするなら      移動に2はコストが必要、      こちらが食らうダメージは4だが、      兵士の今のパワーは5だから      1残り生存出来る。      相手のエネルギーが      無い状態でこの状況、      どの道このターンは兵士のアタックで      1点ダメージを与えられるだろう。      悩むのは保安官に      バトルを仕掛けずに      このままアタックをするか、      移動コストを2支払って   ...

カードゲーム編 パート27 12ターン目・ルシファー-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  ルシファー「?       どうしたんだいお嬢さん?       大きな声を出して。」 シャイル「あっ・・いや・・      すまない、マナーが悪かったね。      謝るよ・・。」 ルシファー「いや、       それ程ではないが、       今の驚き様だと俺の動きが       予想外のものだったようだね?」 シャイル「えっ、あっ・・、ああ。      このターンてっきりあんたは      4Dに配置された兵士を      倒しに来るか、      来ないにしても守りを固めて      兵士を妨害するような動きをすると      思っていたもんだから・・。」 ルシファー「ああ、       まぁ自陣内に配置された       パワーは5のお嬢さんの       従者のプレッシャーは       中々のものだけどね。       でもそれはそれさ。       良ければ俺のターンを       続けさせてもらうよ?」 シャイル「ああ、      中断させてしまって      すまなかったね。」     (兵士を処理する訳でもなく、      守りを固める訳でもなさそうだ・・      一体どういうつもりなんだい?      ルシファー・・) ルシファー「今移動させたガンマンは、       馬は装備しているので       一度に同方向に       2マス進める状態だ。       よって6Aから2マス前進して       6Cまで移動する。       それにより       お嬢さんの6Fに居る兵士が、       ガンマンの効果の       範囲内に入ることになる。」 シャイル「うっ・・」 ルシファー「俺は3コスト支払い、       ガンマンの『銃撃』の       効果を使用する。 ■ガンマン/コスト5・移動コスト3・ 移動方向十・パワー3 □コスト3使用/銃撃 自身と隣接する縦横3マス以内の範囲の カード1枚に自身のパワーと 同じ数値分のダメージを与える。      「6Fに配置されている       兵士のパワーは、       自身のパワー2に       女騎士の常時効果で+1された3だが、       射撃の効果により       3のダメージを与え0になる。」 シャイル「くっ・・      パワーが0になった6Fの兵士を、 ...

カードゲーム編 パート26 12ターン目・ルシファー-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

   <12ターン目>ルシファーのターン シャイル・ダメージ1・手札3枚 ルシファー・ダメージ1・手札4枚 ルシファー「おおっ!       強化した兵士で       一気に攻め込んできたね。       面白くなってきたぜ!お嬢さん!       よし俺のターンだ!       まずはエネルギーカードを       縦向きに戻し、       デッキからカードを       1枚引いて手札に。       その中から1枚を       エネルギーカードとして       配置するぜ。」 シャイル(これであんたの      使えるエネルギーは12だ。      どう来る?ルシファー。      強化した兵士を      わざわざ危険な前線に      移動させたのには、      ちゃんと理由が有るんだよ。      もし兵士を処理しなければ、      次のターンに兵士であんたに      ダメージを与える。      兵士を処理するにしても、      あんたが4Bに居る兵士を      保安官の効果で倒そうとするなら、      効果範囲が届く      4の列に移動させるのに      移動コストが4必要だ。      更に効果の銃撃は3コストで      保安官のパワー分の      4のダメージを      与えるものだが、      今の兵士のパワーは5だ。      銃撃1回では兵士を倒しきれない、      つまりは3コストの銃撃効果を      2回使わなければならない。      強化した兵士を失うのは痛いけど、      移動で4、3の能力×2で6の      合計10コスト分を消費させられれば      あんたのエネルギーは残りは2だ。      そうなったらもう      保安官やガンマンの効果は使えない。      その隙にこちらは次のターンで      攻めの為の陣形を固めさせてもらう。      更に次の私のターンで      一気に攻め込む為のね。      つまりは4Bの兵士を      処理されてもされなくても、      こちらの有利は変わらないのさ!) ルシファー「う~む・・       どうしたものかな?」 シャイル(ふふふっ、      4Dの兵士のプレッシャーが      思ったよりも効いているよ...

カードゲーム編 パート25 12ターン目・シャイル-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  シャイル(もしここで      保安官の効果の銃撃を      使用されたなら、      3Dへ移動させた兵士は      4のダメージを喰らって      捨て札ゾーン行きだけど、      その代わりこのターンに      使えるあんたの      エネルギーは3から0になる。      そしたらこちらは、      6の列に配置して有る      兵士を一気に前進させて      攻め上がり、      相打ち覚悟で6Aのガンマンに      バトルを挑める。      兵士のカードを      2枚失うことになるけど、      代わりに厄介なガンマンを      1体倒せるのなら悪くない結果だ。      さぁどうする、ルシファー?) ルシファー「う~ん・・       この場面で3Dの兵士を       倒すのは簡単だが・・、       少し様子を見たい。       その兵士が今居るマスに有る       裏側配置のアイテムも気になるしね。       それに・・       もしここで保安官の効果を       使ってしまったら、       俺のエネルギーは       0になってしまう。       そうなったらお嬢さんは、       1の列か6の列に       配置されている兵士を       一気に進め、       俺のガンマンか猛牛のカードに       相打ち覚悟でバトルを       挑んでくるだろう?       そうなった時に       エネルギーが無いと       対処が出来ないからね。       やはりここは       効果を使わずに様子を       見させてもらうよ。」 シャイル(くっ、読まれていたか!      まぁいいさ、      効果を使われないのなら      それはそれでついているよ。)     「そうかい、分かったよ。      それじゃあ私は3Dに有る      裏側配置のアイテムカードを      表にするよ。」 ルシファー「ああ。」 3Dに裏側で配置したアイテムカードをめくり 表側にするシャイル。 シャイル「私が裏側で配置していたのは、      アイテムカードの『剣』だ。」 ■剣/コスト3 3コストで従者カードに装備可能、 装備したカードのパワーを+2する。 ルシファー「裏...

カードゲーム編 パート24 12ターン目・シャイル-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

   <12ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ1・手札3枚 ルシファー・ダメージ1・手札4枚 シャイル「私のターン・・      エネルギーカードを縦向きに戻し、      デッキからカードを      1枚引いて手札に。      その中から1枚を      エネルギーカードとして配置。」     (さて、      ますます厄介な戦局に      なってきたね・・      ルシファーのエネルギーは      3残っているから、      ガンマンか保安官の効果を      一度使うことが出来る訳だね。      となるとその2枚の有る      3と6の列は、      こちらの従者が      Dの段に移動した時点で      相手の効果の間合いに      入ってしまうことになる。      女騎士の効果を使い      真っすぐ一気に近づけても、      相手の従者と相打ちが良い所。      ラインを変えてガンマン達の      効果の間合いを避けながら      一気に近づけても、      アタックを行う為の      ルシファーの従者ゾーンもまた      ガンマンと保安官の効果の範囲内だ。      今の私の従者のパワーでは      効果のダメージに耐えられない・・。) ルシファー「ふふっ。       大分悩んでいるようだね、       お嬢さん?」 シャイル「ああ、      ガンマンと保安官の効果が      どうにも厄介でね。」 ルシファー「ふふっ、       銃は剣よりも強しを       身を持って       味わっているようだね。」 シャイル「くぅ~・・      だがこのまま何もしない訳には      いかないからね。      私はエネルギーゾーンから      3コストを支払い      女騎士の移動マスプラスの効果、      行軍を使用するよ。 ■女騎士/コスト5・移動コスト3・ 移動方向十・パワー3 □常時効果/ このカードが場に有る限り、 このカードを含む場に有る 自分がコントロールする 兵士と騎士のカードのパワーを+1する。 □3コスト使用/行軍 このターンのみこのカードと、 自分の場の兵士と騎士のカードの 同一方向への一度の移動を+1出来る。 ルシファー「ほぉ~う、    ...

カードゲーム編 パート23 11ターン目・ルシファー 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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 <11ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ1・手札3枚 ルシファー・ダメージ1・手札6枚 ルシファー「オレのターンだね。       エネルギーカードを縦向きに戻し、       デッキからカードを       1枚引いて手札に。       その中から1枚を       エネルギーカードとして配置。       そしてエネルギーゾーンから       5コストを支払い、       手札から従者カードの      『保安官』を3Aに配置するよ。」 ■保安官/コスト5・移動コスト4・ 移動方向★・パワー4 □コスト3使用/銃撃 自身と隣接する縦横3マス以内の範囲の カード1枚に自身のパワーと 同じ数値のダメージを与える。 シャイル「くぅ~っ・・      保安官のカードか・・」 ルシファー「配置コストは       ガンマンと同じだが、       パワーが4有る。       その代わり移動コストも1上がって       4になっている。       移動範囲も真後ろに       下がれない代わりに       両斜め後ろに下がれるデザインに       なっているカードさ。」 シャイル「ガンマンよりも      移動コストが高いけど、      パワーが高い分      効果の遠距離攻撃が      より厄介になっているね・・。      それに斜め後ろに下がられると、      前後左右しか移動できない従者では      一度列を変えてから      追わなければならない分      余計に移動コストがかかってしまう。      ここに来てまた      厄介なカードを出してきたね・・。」 ルシファー「ふふっ、       更に俺はエネルギーゾーンから       3コストを支払い、       従者カードの『猛牛』を       手札から1Aに配置するよ。 ■猛牛/コスト3・移動コスト2・ 移動方向⇧・パワー3 □コスト3使用/猛突進 このターンのみ同一方向に 一度に2マス進めるようになる。 従者と接触した際にその従者を 隣接する好きなマスに 1マス移動させる。 その後ダメージ処理を行う。 シャイル「猛牛かい・・      女騎士の効果で      パワーアップされた私の兵士と同じ      3のパワーを持つだけでも厄介なのに、    ...

カードゲーム編 パート22 11ターン目・シャイル 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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           <11ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ1・手札5枚 ルシファー・ダメージ1・手札6枚 シャイル「『カードとは言え      聖なる力や天使の類は苦手』?      どう言うことだい?      そう言えばさっきも      気になることを言っていたね・・      確か『天使のカード・・      神々しくて見ていられない』      だったか・・?      あの時は聖なる剣士を      褒めての言葉だと      思っていたけど・・      もしかしたら、      もしかしたら      私の睨んだ通り・・      いや、でも・・」 ルシファー「どうした?お嬢さん?」 シャイル「!      いや、何でもない。      すまないね、      このターンにどう動くかを      考えていてね。」     (おっと、今はゲームに集中だね。      このゲームに勝って本人に聞けば、      答えがハッキリするんだからね。      まずは勝つこと!      その為にも集中するんだよ。)     「待たせたね!      私のターン、      まずはエネルギーカードを      縦向きに戻し、      デッキからカードを      1枚引いて手札に。      その中から1枚を      エネルギーカードとして配置するよ。」     (切り札の聖なる剣士を失った今、      まずは場に兵士を展開して      攻めに転じる準備をするしかないね。)     「私はエネルギーゾーンから      6コストを支払い、      手札から『召集令』を使用するよ!」 ■召集令/6コスト 自分の従者ゾーンに兵士トークンカード (■兵士トークン/配置コスト2・移動コスト2・ 移動方向十・パワー2)を2枚まで配置しても良い。 ルシファー「なるほど、       場を固めにきたね。」 シャイル「ああ、そうさ。      召集令のカードを捨て札ゾーンに置いて、      兵士のトークンカード2枚を      それぞれ1Fと3Fへ配置するよ。」     (さて、      エネルギーの6/11を使って      場に兵士を2枚追加したね。      残りのエネルギーは5   ...

カードゲーム編 パート21 10ターン目・ルシファー-3 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  ルシファー「それでは次は俺が       サイコロを振らせてもらうよ。」 シャイル「さあどうぞ。」 テーブル上のサイコロを取り、 ルシファーに手渡すシャイル。 ルシファー「ありがとう、お嬢さん。」 シャイル「ふふっ、      先に私に2を出されたことで      さぞかしプレッシャーだろうねぇ?      いいかい?1を出さない限り      あんたのカウガールは      捨て札ゾーン行きだからねぇ~      確立は1/6、出せるかなぁ~?」     (さっきのおかえしだよ。) ルシファー「無駄だよお嬢さん。       その手の揺さぶりは       俺には効かない。」 手の中で軽く振ってから テーブル上にサイコロを放るルシファー。 シャイル(大きい数字よ出ろ!      3~6なら何でもいい、      大きい数字、大きい数字だよ!) 放られたサイコロはテーブル上で小さく弾み、 1の目を最上部にして止まった。 シャイル「!?」 ニヤリと笑うルシファー。 シャイル「嘘だろ?・・      1/6だよ、      それをこの場で出すかね?」 ルシファー「言ったろうお嬢さん?       俺は強運の持ち主だって。」 シャイル「強運の持ち主って・・      そう言う問題なのかい?      これは・・      はぁ~・・      まぁ出てしまったものは      仕方ないね・・      参ったよ・・・。      この賽の目勝負はあんたの勝ちだ、      荒野の決闘!のカードの効果で      負けた私の聖なる剣士のカードを      捨て札ゾーンに置くよ。」 場から聖なる剣士を取り除き、 自分の捨て札ゾーンに置くシャイル。 シャイル「はぁ・・聖なる剣士・・      せっかく場に配置出来たのに、      2マス移動させただけで      捨て札ゾーンに・・」 ルシファー「おっと、       落ち込むのは早いぜお嬢さん。       俺のターンはまだ終わっていない。」 シャイル「あっ?ああ、そうだったね。      それで・・どうするんだい?」 ルシファー「俺は移動コストを2支払い、       2Dのカウガールを2マス前進させ       2Fへ移動する。       ここでお嬢さんが何かしなければ、       このままカウガールで ...

カードゲーム編 パート20 10ターン目・ルシファー-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

  ルシファー「このバトル、       確かにこのままでは       俺のカウガールは       聖なる剣士のパワーの前に       一方的に敗れることになる。       そこでエネルギーゾーンから       3コストを支払い、       手札からサポートカードの      『荒野の決闘!』を       使わせてもらう。」 ■荒野の決闘!/3コスト バトル時に使用可能。 このバトルではダメージ処理を行わず、 バトルの対象となった従者を コントロールするプレイヤーが お互いに一度ずつサイコロを振り、 より小さい目を出したプレイヤーの 従者を勝ちとする。 負けた側の従者は捨て札ゾーンに置く。 同じ数字の場合は相打ちとして、 バトルの対象とした従者を 両方とも捨て札ゾーンに置く。 シャイル「くっ・・      バトル時のサポートカードを      使ってきたか・・      バトルを行う従者の      パワーの大きさに関係無く、      運の要素で勝敗が決まる効果。      こちらの負けが      確定している効果では無い上、      逆にコストと手札を支払った上に      そちらのカードが捨て札行きに      なる可能性も有る・・      随分とリスキーなカードを      使ってきたもんだね?」 ルシファー「そうかもしれないね・・       勝敗を賽の目で決めると言う       不確定要素の高いカードだ。       でも何もしなければ       ただ一方的に負けるだけのバトルで、       パワーの大きさを無視して       大逆転のチャンスが       生まれるのだから、       悪い選択肢ではない。       俺のように強運の持ち主なら       尚更さ。」 シャイル「確かに、      そういう考え方も有るけど、      強運の持ち主って      自分で言うかねぇ・・      まあいいさ!      どの道この決闘の効果は      避けられない、      それならこちらが勝利して      勝負に弾みをつけるまでさ!      それでどっちから      サイコロを振るんだい?」 ルシファー「レディーファースト       ということで、       お嬢さんからお先にどうぞ。       ...

カードゲーム編 パート19 10ターン目・ルシファー-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

<10ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ0・手札5枚 ルシファー・ダメージ1・手札7枚 ルシファー「オレのターン、       エネルギーカードを縦向きに戻し、       デッキからカードを       1枚引いて手札に。       その中から1枚を       エネルギーカードとして配置するぜ。」 シャイル(ルシファーの奴、      気になることを言ったね・・      何か考えが有るのかい?) ルシファー「俺はまず       エネルギーゾーンから       移動コストを2支払い、       2Aのカウガールを       2マス前へ進めて       2Cへ移動する。」 シャイル「ああ。」 ルシファー「この2Cのマスには       俺が裏向きで配置した       アイテムカードが有るので、       従者カードのカウガールが       重なったタイミングで       表向きにする。」 裏側で配置したアイテムカードをめくり 表向きにするルシファー。 シャイル「ん?      矢印のカード・・      一方通行かい?」 ■一方通行/コスト3 このカードが置かれたマスは このカードの指す矢印の方向にしか 進むことが出来ない。 矢印の向きはこのカードを コントロールするプレイヤーが決定する。 ルシファー「その通り、       カードの矢印の向きは       お嬢さん側に向けさせてもらうぜ。       これでこのマスは俺側から       お嬢さんの側に行くことは出来ても、       お嬢さんの側から俺側への通行は       出来なくなった訳だ。」 シャイル「くっ、      やはり妨害系の      アイテムカードだったか・・      でも残念だったね、      私の聖なる天使の飛翔の効果の前では      その一方通行のカードも無力だよ。」 ルシファー「ふふっ、       次のお嬢さんのターンまで       聖なる剣士が生き残れれば、       或はそうかもしれないね。」 シャイル「?」 ルシファー「俺の従者が前進する分には       一方通行のカードの効果は受けない。       そこで俺は更に       移動コストを2支払い、       2Cのカウガールを1マス前進させて       聖なる剣士の配置し...

カードゲーム編 パート18 10ターン目・シャイル-2 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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  ルシファー「確かに女騎士の効果は       受けられないかもしれないけど、       聖なる剣士は       単体で見てもかなりの強さだよ。       配置コストは6でパワーは4だ。       移動コストは2だし、       移動方向も多くの従者カードが       前後左右の4方向なのに対して、       それに前後の斜め方向を加えた       8方向に移動出来る。       現在のカード環境では斜め方向に       移動出来るカード自体が       少ないからそれだけで貴重だ。       素のスペックでも十分強いのに       更に効果まで付いている、       それも2つもだ。      『飛翔』を使えば、       今場に有る死の谷のような       障害物の効果は受けないし、       飛翔状態以外の従者カードからの       ダメージを受けなく出来る。       もう1つの効果『斬悪』も       範囲内の前方の横3マスに居る       従者1体に、       相手に接触せず一方的に       4のダメージを与えられるようになる。       おまけに使用コストも3と軽めで、       状況によっては連発も可能。       パワー分の4ダメージを連続して       与えられ続けたら相手は堪らない。       聖なる剣士・・       天使のカード・・       神々しくて見ていられないよ。」 シャイル「・・・      どうしたんだい?      やたらと褒めてくれるじゃないか。」 ルシファー「あっ?ああ。       すまない、       聖なる剣士の存在は知っていたが、       現物を見たのは初めてでね。       柄にもなく興奮して       少し話し過ぎてしまったようだ。」 シャイル「いや、何だかあんたの      意外な一面を見た気がしたよ。」 ルシファー「お恥ずかしい・・」 シャイル(ふふふっ、      少し気取っていて      口数が少ないイメージが      有ったけど、      そうでもないんだね・・。      それにやっぱり      悪い奴ではなさそうだ。) ルシファー「話を脱線させてしまったが、       まだお嬢さんのターンだったね。   ...

カードゲーム編 パート17 10ターン目・シャイル-1 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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         <10ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ0・手札6枚 ルシファー・ダメージ1・手札7枚 ルシファー「ふう~・・       私のターン、       デッキからカードを1枚引いて       !?       てっ、手札にっ。」 ルシファー「!」 シャイル「その中から1枚を      エネルギーカードとして配置するよ。」 ルシファー「ふふっ、       お嬢さんは本当に分かりやすい。       何か良いカードを       引けたみたいだね?」 シャイル「はぁ・・      昔から注意してはいるんだけど、      どうしても表情や      態度に出ちゃうんだよね・・」 ルシファー「どうやら       隠し事が出来ない体質のようだね。       それは弱点にもなるけど、       美点でも有ると思うよ?」 シャイル「美点?      抑えていても気持ちが      表情や態度に出てしまうのは、      弱点以外の何物でも      ない気がするけど・・」 ルシファー「ふふっ、       いずれお嬢さんにも       分かる時が来るさ。」 シャイル「・・・      年下なのに年上に対して      意味深なことを言うねぇ。      まぁ気を取り直して、      エネルギーゾーンから      6コストを支払い      従者カードの『聖なる剣士』を      手札から2Fに配置するよ。 ■聖なる剣士/コスト6・移動コスト2・ 移動方向✴・パワー4 □3コスト使用/飛翔 このターンのみ飛翔状態になり 場の障害物の影響を受けず、 飛翔状態ではない従者からの ダメージは受けない。 □3コスト使用/斬悪 範囲・このカードの前方横3マス。 範囲内の従者1体を対象に このカードのパワーと同数のダメージを与える。 ルシファー「おおっ!       そっ、それは聖なる剣士!!       かなりのレアカードじゃないか!       それを今引いたのかい?」 シャイル「ふふっ、まぁね。      このカードも      パックから引き当てるのは      かなり苦労したっけねぇ・・」 ルシファー「だろうね、       と言うか       持っていること自体が凄いよ。       今...

カードゲーム編 パート16 9ターン目・ルシファー 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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<9ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ0・手札6枚 ルシファー・ダメージ1・手札8枚 ルシファー「よし、俺のターンだ。       エネルギーカードを縦向きに戻し、       デッキからカードを1枚引いて手札に。       その中から1枚を       エネルギーカードとして配置するぜ。」 シャイル「ああ。      これでエネルギーカードは9枚、      手札も8枚有る。      どう来る?ルシファー。」 ルシファー「そうだな、       俺はこのターン       エネルギーゾーンから       6コストを支払い、       従者カードの『カウガール』を       手札から2Aに配置するよ。」 ■カウガール/コスト6・移動コスト2・ 移動方向十・パワー3 □常時効果/ このカードは1度の移動で 同一方向に2マスまで進む事が出来る。 シャイル「カウガールか・・      配置コストに対して      パワーは控えめだ。      しかし移動コスト2で      一度の移動で同一方向に      2マスまで移動させることが出来る・・      スピード重視のカードを出してきたね。」     (守りではなく攻めのカードって事か・・) ルシファー「その通り、       お嬢さんの女騎士の       移動マスプラスの効果は厄介でね。       こちらとしてもそれに対抗して       従者のスピードアップを       計りたくてね。」 シャイル「なるほどね、      思ったよりも女騎士の存在は      大きいようだね。」 ルシファー「ああ、       場に居るだけで相手に       プレッシャーを与えられる・・       良いカードだよ。」 シャイル「それに関しては      あんたのガンマンも同じだけどね。      一度の移動距離よりも      ガンマンの効果の攻撃範囲が広いから、      こちらとしては迂闊に攻め込めなくて      参っているよ・・」 ルシファー「どうやらお互い       相手のカードの効果に       プレッシャーを感じているようだね。       そのプレッシャーを       かけ続ける為にも       このターン使えるエネルギーカードが       まだ3枚残っているが、       ...

カードゲーム編 パート15 9ターン目・シャイル 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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<9ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ0・手札6枚 ルシファー・ダメージ0・手札8枚 シャイル「よし、私のターンだね。      エネルギーカードを縦向きに戻し、      デッキからカードを1枚引いて手札に。      その中から1枚を      エネルギーカードとして配置するよ。」     (これで私の      エネルギーカードは9枚か・・      対してルシファーが今使える      エネルギーカードは2枚・・。      よし!仕掛けて見るかね。)     「油断したようだね、      ルシファー!」 ルシファー「何?」 シャイル「前のターンに      馬を配置して装備させ、      ガンマンの移動のスピードアップを      計ったまでは良かったけど、      1の列の守りがガラ空きだよ!」 ルシファー「・・・」 シャイル「私はエネルギーゾーンから      3コストを支払い、      女騎士の移動マスプラスの効果、      行軍を使用するよ。      移動コストを2支払い、      1Fの兵士を2マス前へ進め      1Dへ移動、      追加で移動コストを2支払い、      1Dの兵士を2マス前へ進め      1Bへ移動、      更に移動コストを2支払い、      1Bの兵士を1マスだけ前へ進めて      1Aへ移動。      これで私の兵士が、      あんたの従者ゾーンに到達したよ。」 表情を変えず、 静かに流れを見守るルシファー。 シャイル「このターン、      あんたが使えるエネルギーは2だ。      ガンマンは移動出来ないし、      効果も使えない。      仮に使えても範囲外だけどね。      何かカードの効果を使わなければ      このまま1Aに有る兵士のカードで     『アタック』をさせてもらうけど、      どうだい?何かするかい?」 ルシファー「いや、       アタックしてもらって構わない。」 シャイル「分かった。      では1Aの兵士のカードで      アタックを行うよ。」      1Aに縦向きに置かれた兵士のカードを      横向きにしてアタックの動作を      行うシャイル。 シャイル「よし!      これであんたに      1点のダメー...

カードゲーム編 パート14 8ターン目・ルシファー 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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<8ターン目>ルシファーのターン シャイル・ダメージ0・手札6枚 ルシファー・ダメージ0・手札9枚 ルシファー「よし!俺のターンだ。       エネルギーカードを縦向きに戻し、       デッキからカードを1枚引いて手札に。       その中から1枚を       エネルギーカードとして配置するぜ。」 シャイル「さあ、自慢のガンマンを      1枚失ったけどどうするんだい?      まさかもう1枚新たなガンマンを      場に出してくるんじゃないだろうね?」 ルシファー「ははっ、       悪くはないが、       それじゃあ芸が無いだろう?」 シャイル「まっ、まぁねぇ。」     (ホッ・・      どうやら新たなガンマンは      出てこないようだね。      良かった・・) ルシファー「俺はエネルギーゾーンから       3コストを支払い、       手札からアイテムカードの『馬』を       既にガンマンの居る6Aへ配置、       更に3コストを支払い       ガンマンに馬を装備させるよ。」 ■馬/コスト3 3コストで装備可能、 装備したカードの同方向への移動マスを+1出来る。 シャイル「罠系のアイテムカードに加えて      装備系のアイテムカードも出してきたね。      馬のカードは装備した従者の      パワーこそ上がらないが、      移動距離が上がるのは厄介だね。」 ルシファー「お嬢さんの女騎士の       移動マスプラスの効果、       行軍に対抗してね。       俺のターンはこれで終了だ。」 パート15につづきます。 8ターン目・ルシファーのターン終了時の場 ガはガンマンの略です。 騎は女騎士の略です。 兵は兵士の略です。 裏アは裏向きアイテムの略です。 死は死の谷の略です。 『ガ・馬』のマスは、 ガンマンが馬を装備していることを示しています。 赤枠はこのターン中に配置、移動したカードです。

カードゲーム編 パート13 8ターン目・シャイル 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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     <8ターン目>シャイルのターン シャイル・ダメージ0・手札6枚 ルシファー・ダメージ0・手札9枚 シャイル「ふぅ~、      私のターン。      まずはエネルギーカードを      縦向きに戻し、      デッキからカードを      1枚引いて手札に。      その中から1枚を      エネルギーカードとして配置するよ。」     (さて、ここからが大事だね。      1体でも厄介なガンマンが      2体になっちまったからね。      そろそろ中盤だし、      ここからは使えるエネルギーも      潤沢になってくる。      既にガンマンの配置は      終わっているし、      射程内にガンマンを移動させて      効果を使われ出したら      厳しい戦局になる・・      よし!      ここから先のことを考えると      ルシファーのエネルギーが足りず、      私のターン中に      ガンマンの効果が使えない内に、      やはり玉砕覚悟で      勝負を挑むしかないね。) ルシファー「おっ?」 シャイル「待たせたねルシファー!      私はこのターン、      エネルギーゾーンから3コストを支払い      女騎士の効果、行軍を使用するよ。」 ■女騎士/コスト5・移動コスト3・ 移動方向十・パワー3 □常時効果/ このカードが場に有る限り、 このカードを含む場に有る 自分がコントロールする 兵士と騎士のカードのパワーを+1する。 □3コスト使用/行軍 このターンのみこのカードと、 自分の場の兵士と騎士のカードの 同一方向への一度の移動を+1出来る。 この効果は1ターンに一度だけ使用できる。 シャイル「これでこのターン中は、      私の兵士のカードは同方向への      移動マスが+1され、      通常移動コスト2で1マス進む所が      2マス進めるようになる。      そして移動コストを2支払い、      3Eの兵士を2マス前進させ3Cへ、      更に移動コストを2支払い、      3Cの兵士をガンマンの居る      3Aへ移動させるよ。」 ルシファー「おおっ!」 シャイル「同じマス目内で      従者カードが重なると     『バトル』...

カードゲーム編 パート12 7ターン目・ルシファー 幸せになりたいエルフの冒険・番外編

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    <7ターン目>ルシファーのターン シャイル・ダメージ0・手札6枚 ルシファー・ダメージ0・手札10枚 ルシファー「よし、俺のターンだ。       まずはエネルギーカードを       縦向きに戻し、       デッキからカードを       1枚引いて手札に、       その中から1枚を       エネルギーカードとして配置するぜ。」 シャイル(これでエネルギーカードは7枚、      どう来るルシファー?      ガンマンで攻めて来るか、      或は更なる大型の従者カードを      配置してくるか・・・) ルシファー「俺はこのターン、       エネルギーゾーンから       5コストを支払い、       手札から2枚目のガンマンのカードを       6Aに配置する。」 ■ガンマン/コスト5・移動コスト3・ 移動方向十・パワー3 □コスト3使用/銃撃 自身と隣接する縦横3マス以内の範囲の カード1枚に自身のパワーと 同じ数値のダメージを与える。 シャイル「何だって!?      デッキコンセプト的に      複数枚同じカードを      入れていることは考えていたけど、      まさか連続で出してくるとはね・・」 ルシファー「ふふふっ、       驚いたようだね?お嬢さん。」 シャイル「それにしても・・      ガンマンはレアカードだよ、      よく2枚も持っていたね?」 ルシファー「さっきも言ったろう?       俺は引きがいいんだよ。」 シャイル「ああ~そうだったね、      本当に羨ましいよ、その強運が。」     (くぅ~・・      ただでさえ厄介なカードが      場に2枚になっちまったね・・。) ルシファー「ふふふっ、       内心大分参っているようだね、       お嬢さん?」 シャイル「くっ、      そんなことないさ。」 シャイルの表情を見て微笑むルシファー。 ルシファー「俺はこれでターンを終了するよ。」 パート13につづきます。 7ターン目・ルシファーのターン終了時の場 ガはガンマンの略です。 騎は女騎士の略です。 兵は兵士の略です。 裏アは裏向きアイテムの略です。 死は死の谷の略です。 赤枠はこのターン中に配置、移動したカードです。